seen 11 (前編)



サリナ「殺し屋って・・・・・」

ガルシア「はははははっ!さぁ!!今度こそリョウを殺すんだ!ついでにそこの3人も殺してしまえ!!」




殺し屋「・・・・・・それはできない・・・・・・・・」

ガルシア「何だと?どういう事だ!お前はウチで雇ってるんだぞ?もうヘマは許されない!!早くヤレよ!!!」




殺し屋「俺は・・・・・今ここで殺し屋から足を洗う・・・・・・・・・・・」

ガルシア「おい馬鹿か?・・この世界で豪腕の殺し屋が何言ってんだ・・・今更やめたって遅せーんだよ!!!もうお前は一生殺し屋なんだよ!!」

殺し屋「そんなこと解かっているさ・・・・・・・・・」

ガルシア「けっ・・・解かってねぇよ!この腑抜けが!!結局自分で殺るしかねぇーな!!!」

ガルシアは拳銃を取り出してリョウに向けた。









サリナ「やめてーーーー!!」

リリィ「嫌ーーーー!!!」



バン!!!!!!






弾は容赦なく胸に直撃した・・・・・


胸から真っ赤な血が出る・・・・・・


リョウ「・・・・・・・・・・そんな・・・・・・・・・・・・・・・」



誰もが呆然とした。



リョウの目の前には殺し屋が倒れてた。
リョウをかばって殺し屋が撃れたのだった。



リョウ「おい・・・・・・・・・あんた・・・・・・・どうして・・・・・・・・」


殺し屋「無事か・・・・・リョウ・・・・・・・」


リョウ「まさか!!・・・・あんたは!!」


ガルシア「はぁ!?殺し屋が人を守るだと!!」


リョウ「父さん・・・!?」

ユリ「!?」


殺し屋「・・・リョウ・・・・・大きく・・なった・・な・・・・・」


サリナ「え・・・お父さんって!?」


リリィ「えっ!?どういう事!?」


リョウ「父さん!!・・・なぁ!!父さん!死なないでくれよ!!」







殺し屋「リョウ・・・ユリ・・・すまなかった・・・・俺は・・昔から・・こんな仕事を・・・して・・た・・・
・・・父親が・・ゴホッ・・殺し屋なんてお前達に・・・嫌な・・・・思いをさせたく・・なかったから・・・家を出た・・・ゴホッ・・・
ゴホッ・・・すまない・・・・」


殺し屋、いや父は血を吐き出しながら苦しそうに謝った。


リョウ「父さんもう喋んなよ!!俺もユリも元気に生きて来たから!!過去なんてどうでもいいんだよ!!」

殺し屋「そうか・・・・良かった・・・・・ゴホッ・・・・お前達・・に・・・逢えて・・本当に良かっ・・・ゴホッ・・・・・」

リョウ「父さん!!父さん!!!死ぬなよ!!なぁー!!しっかりしてくれよ!!やっと逢えたんじゃねぇのかよ!!これからじゃねぇーのかよ!!!」

ユリ「嫌〜〜〜〜〜!!!!!!」

リョウとユリはお父さんを強く抱きかかえた。

ガルシア「ほー。そういう事ね。美しいねぇ。親子愛。つか、リョウの父親だったなんてな(笑)殺し屋でも自分の子は殺せないなんてプロ失格だろ。お前ら親子揃って死んじまいな!!!」

ガルシアはニヤニヤしながらまた拳銃をリョウに向けた。


サリナ「待ちなさいよ!!!もう許さない!!!」

リリィ「うん!!許さない!!!」

サリナ「リリィ!!!!」

リリィ「あいよ!!!」

リリィはすごい速さでガルシアに近づく。









ガルシア「チビに何が出来る!!!死ね!!!」

ガルシアはリリィに拳銃を向ける。しかし素早すぎてなかなか照準が合わない。

ガルシア「このチビが(怒)!!」

リリィに気を取られてる隙にサリナは周りに多数あるドラム缶に手を翳した。

サリナ「お願い!!また力を貸して!!!!」

ドラム缶「お安い御用だ!!!任せろ!!!!」

すぐさま無数のドラム缶がガルシアに襲いかかった。

ガルシア「おい!なんでドラム缶が!!!」


ドゴゴゴーーーーン!!!


見事にガルシアに直撃した。


サリナ「ナイス!!!」

リリィ「やったーー!!」


ガルシア「この・・・・女共が!!・・・・小癪な真似をしやがって!!・・・」

ガルシアはドラム缶を蹴飛ばしてヨロヨロと立ち上がって来た。


サリナ「なんてタフな奴なの(汗)」


そしてガルシアは迷わず引鉄を弾こうとする。

しかし引鉄をひく前にリョウがガルシアの腕を止めた。


リョウ「ガルシア先輩!!あんたは俺の大切なものを傷つけた!!もう許さねぇ!!!」

ガルシア「それは俺の台詞だ!!お前が俺の目をこんなにしちまったんだろ!!!!!俺はG−1チャンピオンを目指してたんだよ!!!」

リョウ「そんなの解かってますよ!!俺だってガルシア先輩に憧れてこの道に足を踏み入れたんです!!でもあれは事故なんです!!!!!」

ガルシア「ふざけんじゃねぇ!!!!お前は俺の夢を奪ったんだ!!!!絶対お前を殺してやる!!!!!!」

サリナ「いい加減にしなさいよ!!!そんなの八つ当たりじゃない!!!!それに片目見えなくたって戦えるでしょ!!!!」

ガルシア「馬鹿が!!片目見えないのは格闘家にとって致命的なんだよ!!素人が口をだすんじゃねぇ!!!」

リョウ「・・・・・・・・・・・」



リョウはサリナの言葉に反応するかの様に自分の左目に自分の指を近づけた。


リョウ「サリナ、お前の言う通りだよ。片目だって戦える・・・俺が証明させてやる!!・・・・」

サリナ「何言ってんのよ!!」



その瞬間衝撃が走った。




リョウ「・・・・・・」




サリナ「な・・・・・・!!」

リリィ「どうして・・・・・!!」

ユリ「うそ・・・・・!!」





3人は絶句した。






リョウは自分の左目を・・・・・


なんの躊躇なく・・・・・・・・・・・・


指を入れて潰したのだった・・・・・・・・









  



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