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PM2:00


相変わらずパジャマ姿のサリナ。まだベットの上でゴロゴロしてる。
しかし寝ているわけではない。1日の大半はベッドの上で過ごすのである。


ピッ


テレビ「はい、今日はダイエット商品です!これは装着してるだけで・・・・・だからって食事制限は・・・・・」

サリナ「ん?装着してるだけで?これいいかも・・・ヤバイ!無意識に通販チャンネルにしちゃったー(ノ´∀`*)」

テレビ「ご飯はいつものように食べてていいんです!・・・・このスイッチを・・・・」

サリナ「あわわ;気になる!欲しい!見たい!ヤバイ!リリィ怖いー!(><; )駄目だチャンネル変えよう(><; )」


ピッ


テレビ「あのSOKY会社が倒産の危機を逃れ、新たにNEW SOKYとして復興しました。」

サリナ「危うく通販見入ってしまうとこだったよ(笑)・・・・ニュースはつまらないなぁ・・・」







サリナはリリィに通販番組を禁止されているからテレビを見るならニュースを見るように心がけている。
ガミガミ怒られると思えば・・・頑張るしかないようだ。




ピンポーン・・・・・



と、その時誰かが尋ねてきた。




「こんにちわーーー!!」

サリナ(ん?誰か来た?・・出たくなーい・・・・・)



「こんにちわーーーーー!!!」

サリナ(あ!!宅急便かな!!!・・・いや・・・今はリリィが煩いから何も注文してないんだった・・・)

「誰かいませんかーーーーー!!!」

サリナ(リリィは今出かけてるしなぁ・・・・面倒くさいなぁ・・・・無視しよう・・・・・)

「探して欲しい人がいるんですけど・・・・・」

サリナ(依頼人??・・・・・でも最近仕事してもお金入らないからなぁ・・・・・・)

「見付けてくれたら持ってるお金を全部出します!!」

サリナ(!?全部!?)

それを聞いた途端ベットから飛び出し玄関に走るサリナ。素直と言っていいのか、全く現金な奴である。



ガチャ


サリナ「こんにちわ!依頼を聞きましょう!!」

ドアを開けるとそこには小学生位の女の子が立っていた。



サリナ「なぬ・・・・・(´-ω-`)」

女の子「ホーリーサリーズさんですか?」






サリナ「・・・・・・・(´-ω-`)」

女の子「ユリの・・・・私のお兄ちゃんを捜して欲しいんです!!」

サリナ「そういう事は警察に頼もうね。じゃあ(。´ェ`。) 」

バタン・・・・・

そう言ってすぐドアを閉めた。

サリナ(子供の相手なんかしてられないわ・・・・・)

ユリ「だって警察は相手にしてくれないだもん!!」

サリナ(・・・・・・・・・・)

ユリ「ここは何でも見付けてくれるって看板に書いてあったから来たのに・・お願いします!!!ユリのお兄ちゃんを見付けて下さい!!!」

サリナ(・・・・・・・・・・・・・)

ユリ「見付けてくれるまでここでずっ〜〜と騒いでやる〜〜っ!!」

サリナ(・・・・・・・・・・・・・)

ユリ「わあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ん!!!」

大きな声で泣き叫んだ。子供ならではの反逆。

サリナ「な!?こいつ!!!<(ll゚◇゚ll)>」

ユリ「わあああぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!」

更に大きい声で泣き叫んだ。手強い。

サリナ「わかったわよーーー!!とりあえず中に入ってーーー!!」

苦情入る前に仕方なく家に入れるサリナ。ご近所さんとトラブルだけは避けたい。



ユリ「わっ〜〜〜。お部屋汚〜〜〜い。」

サリナ「ムム!仕事場だからしょうがないの!」

ユリ「ここ仕事場なの・・・・ゴミとか脱ぎっぱなしの服とかいっぱ〜〜い。」

確かにゴミが散乱していて服も散らかっている。すべてサリナが散らかしているのだ。
そしてそれを片付けているのはリリィである。リリィが出掛けている間にサリナは汚しているのだ。

サリナ「そ、そんなことより(; ・`д・´)お兄ちゃんが居なくなったって?」

慌てて話を逸らすサリナ。

ユリ「そうなの!お兄ちゃんから手紙が来なくなったの・・・・毎週必ず来るのに・・・・・」

サリナ「手紙??・・・・・・・ってことは一緒に住んでないの?」

ユリ「うん、私は去年から親戚の所にいるんだけど、お兄ちゃんはジムの方に住み込みでいるの。」

サリナ「ジムって??」

ユリ「お兄ちゃんはG−1MAX選手なの!!」

サリナ「じーわんまっくす?・・・・・って何?(・д・)」

ユリ「G−1も知らないの?テレビで観たことない?お兄ちゃんは強いんだよ!どんな相手だって負けないんだから!!」

サリナ「知らなーい。興味ないのは観ない主義なのよ。それで、その強いお兄ちゃんは手紙をくれなくなったから居なくなったって事?」

ユリ「うん。ここ三週間くらい手紙が来てないの・・・・・きっと何かあったに違いないよう(涙)」

サリナ「それだけじゃ居なくなったとは言えないわね。警察も動かないわけだ(´-ω-`)」

ユリ「絶対何かあったんだよ!!手紙が来ないなんておかしいもん!!!」

サリナ「まぁ、そのうち届くでしょ。だから家で大人しく待ってなさい。っていうか親戚って、あんた親はどうしたの?」

ユリ「親はユリが小さい時に亡くなったんだよ!!お兄ちゃんが居るから親なんていらないもん!!」

サリナ「ふーん・・・私と同じね。」

ユリ「えっ?お姉ちゃんも同じなの?」

サリナ「まぁ、そんなとこ。でも親なんか居なくても立派に生きれるわよ。私みたいに♪」

ユリ「ええぇ〜〜〜〜立派かなぁ??」

サリナ「なっ( ̄Д ̄;)失礼な!!もう帰りなさい!!」

ユリ「お願い!!!お兄ちゃんを探してよう!!!」

サリナ「だーめ!!大人は忙しいの!!他にも依頼が沢山あるんだから!!」

勿論嘘である。

サリナ「話は聞いてあげたんだから早く帰りな!」

ユリ「嫌〜〜〜!!帰らない!!!」

サリナ(これだから子供は嫌い・・(´-ω-`)・・)

と、その時リリィが帰って来た。



リリィ「ただいまーー・・・・・ってあれ?誰か来てたんだ?」

サリナ「リリィ、何とかしてよう。この女の子がお兄ちゃんを探して欲しいって・・・・・」

リリィ「お金はいくら出せるの?いやお兄ちゃんはお金持ってるかな?(´ω`*)」

顔つきが変わるリリィ。

サリナ「子供なんて大して持ってないよ〜」

ユリ「お兄ちゃんはG−1MAXの日本チャンピオンになるんだもん!!お金だっていっぱい入るんだもん!!」

リリィ「・・よし!!お兄ちゃんを探してあげよう!!」

サリナ「えええ〜〜!?(;`Д´ノ)ノ 探すの??」






ユリ「本当!?ありがとう〜〜〜〜!!!」

サリナ(なんで受けちゃうのよ!?)

リリィ(何言ってるのG−1MAXっていったら今一番人気のある格闘技なんだよ!!試合をするだけで大金が入るんだよ!!!)

サリナ(そうなの!?知らなかった・・・さすがお金絡む事には詳しいわね・・・)

リリィ「じゃあお兄ちゃんの名前とジムの住所を教えてくれる?」

ユリ「うん!お兄ちゃんの名前はリョウ。住所は・・う〜ん・・詳しくは分からない(涙)でも4階建てのー大きいポイザラスの近くなんだけど・・」

サリナ「4階建て・・・丸川町のポイザラスかな?!あそこは玩具の品揃え豊富で大好き〜!!」

リリィ「あー。前にバービー人形買いに連れてかれたっけ。どっちが子供なんだ( ´Д`)=3」




丸川町はここからだと以外と距離がある。とりあえずポイザラス近くのジムを探すことに決めた。




早速サリナ達は身支度をして依頼人のユリちゃんを自宅の方に送った。

サリナ「ジムって男がいっぱいでなんか汗くさそう〜」

リリィ「そんなこと言わないの!」







そして電車に乗る事1時間30分・・・・・・・・







サリナ「やっと丸川町に着いたね。こっちに行ってみようか。」

リリィ「うん、行こう。」

サリナ「確かここの交差点を曲がって・・・・・・・あった!!!」

嬉しそうに走り出すサリナ、しかしリリィが素早く止めに入る。

リリィ「そこじゃなーーーい!!!!」

ポイザラスに入ろうとするサリナにキックを浴びせる。

サリナ「せっかく来たんだからちょっと位いいぢゃない〜;」

リリィ「駄目〜〜〜〜!!玩具なんて買うお金はないよ(`A´)!!!!」

リリィの目が非常に恐い。

サリナ「買わなくてもいいから〜〜〜ちょっと覘くだけでもいいじゃん♪」

リリィ「駄目!!!サリナのちょっと、は軽く3時間だもん!!!」

サリナ「クソ;分かったよぉお;ジムに行くよぉお;;;」

リリィ「分かればよろしい。」

サリナ(最近お金に厳しすぎる・・・・・・)

最近リリィの厳しさには絶対勝てないサリナだった。

とりあえず二人はポイザラスの周りを歩いてみることにした。





サリナ「あ!あれそうじゃない?」

リリィ「うん!あそこっぽいね!!」

サリナ達はガラス張りの建物を見付けた。近くまで行くと中で数人トレーニングしているのが見えた。

サリナ「こんにちわ・・・・・・・」

トレーナー「どちら様です?」

サリナ「あのう・・・・こちらのジムにリョウさんって方が通ってるって聞いたんですけど・・・・・・」

トレーナー「ああ、リョウね。あいつはもう三週間位ジムに顔出してないんだよ。どうしたもんかね。」

サリナ「何かあったんですか?」

トレーナー「いや、本人から連絡がなくて理由も分からないんだよ。」

サリナ「そうなんですか・・・ありがとうございます・・・・・」




リリィ「居ないみたいだね。」

サリナ「本当に何かあったんじゃない!?」


ジムの男A「何、あんたらリョウの知り合い?アイツはもうジムには来ないと思うぜ?」

二人がコソコソ話していると赤髪のガラの悪い練習生が話しかけてきた。

サリナ「どうしてよ?」

その男に負けない様にサリナは少し強気な態度で言った。

ジムの男B「アイツはもうG−1辞めたんだよ。だからもう来ないんだよ。」

今度は青髪の目つきの悪い練習生が話かけてきた。






サリナ「確かリョウって強いって聞いてるけど。」

ジムの男C「ははははははっ(笑)リョウが強いって??笑わせるんじゃねぇーよ!!アイツは反則を使う最低な奴だからな。」





更にこの中では一番偉そうな銀髪の男がそう言って現れた。革ジャン姿で練習生ではない様だ。


サリナ「なんで辞めるって知ってるのよ?本人がそう言ってた?さっき、ジムの人はそんな事言ってなかったよ!!」

リリィ「サリナ、もういいよ;行こうよ;」

ジムの男D「あのう・・・・」

サリナ「はい???」

ジムの男C「ミック!!!!!お前は引っ込んでろよ!!!!」

ミックが話そうとした瞬間、銀髪の男がミックを一括したのだ。どうやらミックと呼ばれた男は一番下っ端らしい。

ジムの男B「あんた達はもう帰ってくれ!!練習の邪魔なんだよ!!」

サリナ「なーーっ!!!!!( ̄д ̄#)」

リリィ「はい;お邪魔しましたー;行こ;行こ;」

リリィ(サリナ一度ここを出るよ!!!)

サリナ(・・・超気に入らないーー!)

リリィは悔しそうなサリナを無理矢理引っ張りジムを出た。

サリナ「ちょっとーーーっ!!何なのアイツ等ーーーっ!!(`皿´)ムキー!!」

リリィ「まぁまぁ落ち着いて。確かにユリちゃんから聞いた話と違うよね・・・・・」

サリナ「何で言われっぱなしで出ちゃったのーー!!!」

リリィ「私達はリョウさんってどんな人か全然知らないんだから言い争っても仕方ないじゃない。」

サリナ「そりゃそうだけど・・・あんな感じの言い方ってないじゃん!!(`皿´)ノ」

リリィ「確かにそれは言えるけどね。]

サリナ「あ!!・・・・・・・・そうだ!!!」



何かを思いついたサリナは入り口の自動販売機に手を翳す。





サリナ「自動販売機さん!聞きたい事があるんだけど!!」

自販機「おう!なんだ?このジムに女が来るなんて珍しいな(笑)何が聞きたいんだ?」

サリナ「三週間前から来なくなったリョウの事!何か知らない?!」

自販機「あぁ、そうなんだ。もうリョウが来なくなったんだよ。奴はこれまでジムを休んだ事なんて無かったのによ・・・」

サリナ「何で来なくなったの?理由は知ってる?!」

自販機「いや、知らねぇ・・・・・だけど・・ガルシア達はリョウの事を目の仇にしていたからアイツ等が何かしたと思うんだがな・・・・・」

サリナ「ガルシア達って?あのガラの悪いジムの連中?」

自販機「ああ、そうだ。赤髪のレンジ。青髪のグリン。そして銀髪のガルシアがリーダーだ。後から入って来たリョウが強いから妬んでるのさ。会長もリョウの事を大分可愛がっていたからな。」

サリナ「ゲッ、男の嫉妬って最低(´Д`|||)・・・・」

自販機「でもガルシアがリョウを恨んでるのはそれだけじゃないらしい・・・」

サリナ「他に何かあるの??」

自販機「詳しい事は分からないがガルシアは片目が見えないんだ。あれはリョウがやったって聞いた事がある。」

サリナ「片目!?」

自販機「格闘家にとって片目が見えないんじゃ話にならん。ガルシアは当時このジムで一番強かった。今じゃ練習もしないし落ちぶれたもんだ。」

サリナ「その話は本当なの!!それで逆恨みでリョウに何かをしたっていうの?」

自販機「そいつは分からねぇ・・・・・・」

サリナ「何かいろいろ訳がありそうだね・・・よし!!直接アイツ等に聞いてやる!!」

自販機「それは止めときな!アイツ等だってGー1MAXの選手なんだ!お譲ちゃん一人じゃ危ないぜ!それにガルシアのバックに危ない奴がいる!!」

サリナ「何それ!?危ない奴って!?」

自販機「噂でしか聞いてないがかなり凄腕の殺し屋を雇っているとか・・・・」

サリナ「こっ!!殺し屋って!!??なんで殺し屋なんか!?ガルシアって何者なの!?」

自販機「親が闇金の社長で、親の仕事絡みで雇っていると噂されてるな。」

サリナ(闇金融って恐ーい・・・)



自販機「とにかくガルシア達には関わっちゃ駄目だぞ!!」

サリナ「そういう訳にはいかないわ!!私はとことん調べてやる!!」

自販機「最近の女の子はすごいね(苦笑)でも深追いはしちゃ駄目だぜ?」

サリナ「自動販売機さんいろいろありがとう!!気を付けるよ!!」




リリィ「なんだって?」

サリナ「なんかいろいろ訳がありそうだったよ。」

リリィ「詳しく教えてよ!!」

サリナ「分かってるって!!先ずはさっきのジムにいた奴らの帰りを連けるわよ!!!!」

リリィ「えーーーっ!?」




つづく・・・





 

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