HOLY SALLY'S
 〜Looking for Life〜

seen 1


ピンポーン・・・・・


  「宅急便でーす。」

  
とあるマンションに荷物が届いた。

  
ピンポーン・・・・・


  「サリナさんいらしゃいませんかー?」


 
 
 
   「Zzzz・・・」


 
 
 
   「ん・・・・・・・・・・・・」


 
ピンポン、ピンポーーン・・・・・・・


  「サリナさん!お届け物でーーす!!いらっしゃいませんかーー!!」





 「マジでこんな朝早くから誰よォ・・」







既に時計の針は11時を指している。決して朝早くはない。


  「リリィーーーー!!代わりに出てーー!!」
 
 
 

  
  「・・・・・・・・・・」




  「あ、そうか・・・・今リリィは買い物に行ってるんだった・・・・・・」


ピンポーン!ピンポーーン!ドンドンドンドン!!  


  「あーもう!!しつこいわね!!!!」



サリナはだるそうに起き上がると玄関ドアの前に立った。

  「新聞の勧誘ならお断りですよ!!!」


  「あ、いや・・・・宅急便ですけどサインお願いします」


  「宅急便??・・・・・・・あっ!!そうか!!ついに・・・ついにアレが届いたのね♪」


サリナは勢いよくドアを開けニコニコと重そうな荷物を受け取った。

そしてサインを済ませ静かにドアを閉めると、ヨタヨタしながら部屋に運びガムテープを剥がした。
 
 
ガチャ
 

「ただいまーー!!」
ちょうどその時リリィが買い物から帰って来た。
 
買ってきた物を淡々と冷蔵庫に入れると同時にサリナを一喝。
 
リリィ「ちょっとーまだパジャマでいるしーー!早く着替えてよーヽ(`Д´)ノもうお昼ーッ!」


リリィは口うるさいところもあるが、しっかり者でだらしのないサリナのお世話的存在になっている。
ここの家の同居人でもあり、仕事の助手でもあり、良き親友でもある。






そしてリリィ。目の前にあるダンボール箱を見つめ爆発した。


リリィ「また通販で買い物したわね(怒)!!いつもいつもそんなものばかり買ってーー!!来週は家賃の支払いだって電話代だって電気代だってあるんだからねー!もーッッ!!(*`ε´*)ノ」

サリナ「リリィはカルシウム取った方がいいんじゃない?(笑)まぁ落ち着いてよ。まずこの商品を見てから言って頂戴〜♪」

そして自慢気に箱から取り出すと得意気に商品を見せつけた。

サリナ「じゃじゃーーん!!見てこのレンジ!!」

リリィ「つか、レンジならあるじゃん!!」

サリナ「ふふふ。ただのレンジとは訳が違うのよ、奥さん♪例えばね、生卵を使えば色んな玉子料理が仕上がってしまうんだって♪まぁ見てなさい!!まずこの生卵をこのレンジに入れて・・・ピピピピ・・ピッ・・タイマーON!!」

リリィ「・・・・・・・・・・・」

サリナ(わくわく)

リリィ「・・・・・・・・・・・」

サリナ(どきどき)





ガガガ・・・





ガガガガッ・・・・・




ボーーーーーン!!!!!

リリィ「は??」




チーーーーーーーーン!!!












リリィ「・・・すごい音がなってたんですけど;」

サリナ「出来たーーッ♪この見事な厚焼き玉子・・・を・・・!?あれ??」

そこには、殻交じりのとても不味そうな色をした厚焼き玉子が出来上がってた。どう見てもヒドイ。

リリィ「・・・・・・・・・・・」

サリナ「ちょっとぉーーー!!なんでーーーー!!??」

リリィ「レンジから煙が出てるんですけど・・・壊れたんじゃない?」

サリナ「ウソーーーーっ!!!!買ったばかりなのにーーーーー(泣)マジであり得えないんですけどー!」

リリィ「ねぇ。取説に卵は殻を割ってレンジに入れて下さいって書いてある;」

サリナ「やだぁ(><;)30万もしたのに〜〜〜!!かなりショック(凹)」

リリィ「はーぁ!?そんなに高いのぉ?本当サリナはいつも無駄な買い物ばかりして!!今回はマジ許さんッッ!!ヽ(`Д´)ノ」

リリィも馬鹿ではない。積もり積もった今までの怒りをサリナにぶちまけた。
 


リリィ「ふぇ〜〜〜ん;ごめんなさ〜〜い;;いつもいつもリリィに料理を作ってもらっているから、少しはリリィが楽になる様にってこのレンジを買ったの;でも余計な買い物だったね・・・ごめんなさい・・(涙)」

いつもは泣かないサリナが、今回ばかりは反省したのか涙目で話す。

リリィ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

サリナ(うるうる・・・・・涙)


サリナ(うるうるうる・・・・・・・・涙)


リリィ「・・・(;-_-) もう・・・しょうがないな・・・許してあげるから泣かないでよぉ・・・」


サリナ(ニヤリ・・・・)

どうやら嘘泣きだったらしい。


リリィ「まぁ・・・・・・・・どっちにしても、もう仕事をしないと色んな支払いが払えないわ!!」

サリナ「でも最近依頼が全然来ないよね〜(涙)」

リリィ「大丈夫!もう手を打ってあるのよ!先日ネットの方で募集してみたんだよね〜!」

そう言うとリリィは、パソコンの電源を入れる。





サリナ「へ〜〜〜!どれどれ・・・」
 
 
 



.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.
.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.



   ---------あなたの無くした大切なもの見つけます---------


     無くしてしまってどうしても見つからないもの 

     どんなものでも必ず見つけます!!!!!

     依頼がある方は無くしたモノと出せる金額を入力して下さい。

    
        -----------ホーリーサリーズ------------
 

.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.
.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.




サリナ「おお!!なかなかいい感じね!!」

リリィ「ふふふ、そうでしょう(嬉)!!」

サリナ「あ!!早速依頼が入ってるみたいだよ!!・・・・・・・あ、でも・・たった一件か・・・・」

リリィ「贅沢言わない!!仕事無いよりマシでしょ!!え〜〜っと依頼内容は・・・・」
 
 
 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


私の大切なポールちゃんがいなくなったの、お金はいくらでも出すから探して頂戴!!


          エリス
    
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++                              
     


サリナ「お金はいくらでも!?これはやるしかないよね♪」

急にヤル気満々に目を輝かせるサリナ。

リリィ「やった・・・・これで家賃や支払いが払い切れるよ!!」

やっとリリィも笑顔を取り戻し、ヤル気になって来た。
 


サリナ「よし!お待たせさせては可哀想♪早速依頼人に会いに行こう!!」

リリィ「あいよ!!」
 





早速二人は依頼人の家を調べ、急いで飛び出た。






サリナ「久々の仕事がんばるぞーー!!」

リリィ「そうだよ!今度の依頼人はお金持ちそうだから頑張らないとだよ!!」

サリナ「おう!このサリナ様にまっかせなさい!!」



久々の依頼にハイテンションな二人。



北風も何のその。足取りも軽い。
知らない町だと言うのにずんずんと歩き進むと、どうやら依頼人の家が見えて来た。


 
サリナ「えっ・・・・・・ここが依頼人の家!?」

リリィ「住所を見るとここで間違いないみたいだよ・・・?」









つづく・・・・・





 


inserted by FC2 system